プラネットワーク会議
2000年5月12日〜14日
新しい千年期に入るにあたり、二つのグローバルな現象が私たちの時代の最も劇的な側面として明らかになっています。それは、特にデジタル情報の領域において目紛しく変化する技術、そして、驚異的な規模と速さの環境破壊です。私たちは、技術発展のネガティブな影響を十分認識しています。しかし、惑星レベルのコミュニケーションおよび関係性のシステムとして、インターネットは、現在の環境問題の解決策を求める上で、中枢的な役割を果たしうるものです。最も差し迫った問題の多くは、既存のシステムが地球の環境状況を予測、認識、対応することを欠いた点に起因しています。それらの点に適しているのが情報技術なのかも知れません。
プラネットワークは、存続可能な未来を創造する上で情報技術が貢献しうる方法を模索します。
実用性の高いものから:
- 環境運動は、どのようにしてインターネットを最も活用できるのか?
- 情報技術は、どのようにして科学と文化において、よりホリスティックな視点を発達させるのに役立てるのか?
- インターネットと情報技術は、どのようにして環境問題およびその解決策の認識を高められるのか?
- 地球の気候変化、土地利用、ガイア理論、複雑性の研究、エコシステム分析、環境教育等におけるコンピューターによるモデリングおよびビジュアル化の最先端技術は何なのか?
より幅広い範囲の文化的、科学的および哲学的な事柄まで:
- 人間の文化を柔軟に変容させる上で、インターネットはどのように、より大きな役割を果たせるのか?
- インターネットが効果的なフィードバック手段として私たちの環境に対する姿勢を変えるのに役立つのを可能にするような、インターネット構成における革新的な調整はあるのか?
- 人工頭脳系および生態系間の親密なつながりをどのようにしたらよりよく表現し活用できるのか?
- この歴史の危機的な時点においてインターネットが出現したことに意味はあるのか?
- インターネットは、人類がその各部分を足したものよりも偉大な存在であることを示すことになるのか?人類は、私たちが今までに直面した中で最も恐ろしい挑戦に対応できるだけの偉大な存在なのか?
プラネットワークは、ビジョンを分かち合い、共に新しいネットワーク現象を起こすために、情報技術から生態学および生物学、アートおよび教育から環境運動にかけての幅広い分野の指導的な革新者たちを結集させます。この先駆的な事象は、環境危機に対して働きかける人々によるウェブの利用を実践的に示し、存続可能な未来を創造する上で情報技術産業における人々が果たしうる中枢的な役割を明らかにすることになるでしょう。
この魅惑的な冒険に参加しませんか。
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